浄化槽のブロワーが壊れていますので
修理か新品に交換したほうがいいですよ!
いつもくる保守点検業者さんに言われたので
どうしようか迷っていますって感じになっていませんか?
浄化槽のブロワーって自分で直せるの?
新品したほうがいいの?
そんな疑問に答えたたいと思います。
この記事を読むとわかること
✅自分で直そうとする人の注意点
✅新品を自分で購入するかの注意点
✅最後に購入チェックのまとめがあります。
浄化槽のブロワー自分で直す注意点
浄化槽のブロワーにはいろんな種類と各浄化槽によっては仕組みが違うため
安易にホームセンターで購入いたものをつければいいと考えている人が多いんですね。
そこで、自分で直すときの注意点を簡単に説明します。
※ここでは一般家庭についている浄化槽のブロワーについて説明しています。
浄化槽に空気を送るブロワーは、このようにタイプが分かれています。
単独浄化槽(トイレだけの浄化槽)・・・・一口のブロワー30Ⅼ~
合併処理浄化槽(すべての排水が入る浄化槽)・・・一口ブロワーと二口ブロワー浄化槽によっては2台から3台ブロワーが付いているものもあり。
夜中にタイマーによって内部洗浄装置がついているのでタイマー及び切り替えバルブがついているものがある。
ブロワーが停止する場合に、内部のダイヤフラムの破れて停止することが一番多い故障原因のひとつです。
その後ダイヤフラムについているロッド(磁石)が折れて停止、内部のコイルが焼けて停止する場合があります。
ダイヤフラムの交換だけなら自分でも交換できます。
その場合部品を取り寄せないといけません。

どんな部品を取り寄せればいいの?
ダイヤフラムの本体にシールが張り付いていると思います。
ここに風量と書いてある風量は必ず守ってつけましょう。
部品購入や新品交換の場合は同等の型式(風量)のものを購入すると無難です。
ここの型式をネットなどで調べて購入しましょう。
その型式に合ったダイヤフラムを楽天やAmazonで購入して取り寄せて修理することも可能です。
しかし、部品価格が業者さんが言ってた価格よりも高い場合もあります。
例えば単独浄化槽の安永HP-40の場合こんなようななります。
ちなみにこのタイプは生産中止になっています。
そのため中のダイヤフラムがあるかないかは探すしかないです。
探してみるとこんな感じでダイヤフラムセットがありました。
これがテクノ高槻HP-30~40の交換部品となります。
これが内部を開けた状態です。
ある程度構造は他のブロワーも似ています。
プラスねじで外部のねじを外して取り合変えるだけですが
交換時に磁石やスキマがあると空気が必要量でないこともあります。
交換するだけならだれでもできますが、風量の確認をするには風量計があると便利です。
浄化槽のブロワーメーカーは各種内部部品は違います。
形が似ているからって購入しても合わない場合があります。
型式を確認してから検索しましょう。
長く使っている浄化槽のブロワーでは生産中止になって内部部品も製造中止になっている場合は新品交換にする必要があります。
その場合は、同量の風量が出るものを選びましょう。
浄化槽ブロワーを新品にする注意点
浄化槽の交換部品がない場合新品交換となります。
業者さんから部品がないので新品交換ですと言われた場合、金額を聞いてびっくりする人多いようです。
しかし、それには理由があります。
単独浄化槽の場合は一口のブロワーがほとんどです。
大体30Lから40Lのブロワーの場合約2万ぐらいと見ておくといいでしょう。
ある程度この価格だと間違いはないでしょうね。
しかし、ネットとかホームセンターで購入する場合に半額ぐらいで購入できる場合があります。
ホームセンター使用では一部修理ができない商品もあるので、一回きりの購入となる場合がありますのでご注意を。
ネットとかで購入する場合は風量や保証は購入先を参考にしてください。
合併処理のブロワーの場合は、一口や二口の空気が出るところを確認しましょう。
あと、写真にもあるように散気・逆洗と空気の出口がありますがここを確認してどちらから常に空気がでる(散気)の場所を確認して購入しましょう。
購入時に間違えて購入すると配管を変えたり買い直ししないといけませんからね。
合併処理は空気だけで内部の攪拌・汚泥の移送・など深夜に担体の洗浄などを行います。
ブロワー内部も複雑になっているため、新品でも高額になる場合があります。
定価でも9万から様々です。
新品交換だと高くつく場合は業者さんに内部を確認してもらって修理したほうが安くなる場合もあります。
浄化槽のブロワーについてのちょっとした知識まとめ
浄化槽のブロワーは、自分でも交換はできますが注意点があります。
- 現在ついているブロワーと同様のブロワーにする(メーカはこだわなくてもいいです)
- 現在ついているブロワーと同様の風量にする。
- ダイヤフラムを交換した場合、他からも空気漏れがないか調べる
- 合併処理浄化槽のブロワーは他にもダイヤフラム・ロッド・コイル以外にタイマー・切換え弁もついているものもある。
- 風量を間違えてつけると、浄化槽の機能がうまく働かなくなったりする場合がある。
- ネットやホームセンターでも販売はされているが、タイマー式のブロワーはタイマー設定をしなければいけない
- 自治体や各都道府県や保守点検業者よっては維持管理に修理代が含まれていたり、いなかったりします、現在の契約を確認しておきましょう。
- 浄化槽の型式によってはタイマーも逆洗一回や5回などのものもあります。現状ついている浄化槽に合ったブロワーをつけましょう。
以上のこと以外にもいろいろありますが、単独処理浄化槽の風量が低いものなら自分で開けて故障部品を取り寄せて交換はできますが慣れていないと戸惑いますよね。
面倒なら、保守点検業者さんにお願いして直してもらったほうが楽かもしれませんね。
ただし、必ず修理工賃はついてきます。
修理したらいくらかかるの?と聞いてからネットやホームセンターで新しいのを購入する手もありますよ。
※部品交換の場合は、慣れていないとうまく空気が出ないかったり、音が大きくなったりする場合があります。修理は自己責任で行いましょう。
単独浄化槽の風量40Ⅼならこちらが電力的にも節電です。